川崎（じもと）の弁護士 伊藤諭 です。
ついこの間，明けましておめでとうございますと言ったと思ったら，あっという間に８月ですね。
去る７月２９日，長谷川豊氏の講演会に行ってきました。
同じ日に非常に興味深い同友会の例会もあったので非常に迷ったのですが，有料のこっちに来てしまいました(^^;)
長谷川豊氏って？
長谷川氏は皆さんご存じだと思いますが，元フジテレビアナウンサー。
あんな報道やこんな報道があった末，平成25年4月1日，自他共に認める「非」円満退職をされました。
その翌日から書き始めた退職の経緯に関するブログがものすごいPVに発展。後に日本記録になったそうです。
実は，私，このブログを開設日からオンタイムで追いかけておりました。
初日のブログは「なんだこの読みにくいブログ」（失礼）という感想でした(^_^;
でも，なんか続きが気になり，いつの間にか目が離せなくなり，そして当初の印象とは裏腹にやはりいつのまにか応援するようになっていました。
Facebook上で紹介したところ，私の友達も同様のリアクションで，連載当時はブログが更新される12時頃が楽しみになっておりました。
マスメディアへの対抗
同氏自身の表現を借りれば，世間的にはこの方は「横領犯」扱いで実質的に会社を追われたかたちになっています。
天下のフジテレビをこのような形で追われたら，アナウンサー生命は完全に終わりです。そう，これまでの常識では。
しかし，この人は果敢にもブログを使って言論で対抗します。
自分の生の声を直接世間に広めることができる。
問屋であるマスメディアに言い分を切り取られたり加工されたりすることなく，直接文字通りそのままブログを使って広めることができる世の中になったことを実証してくれました。
それで初めてこの人側の主張を聞くことができたのです。
マスメディアの報道は必ず何らかのバイアスがかかります。世論だったりスポンサーだったり○○だったり。この「直接」伝えることができるというのは本当に貴重なことなのです。
ということで，この人の今後の生き様に目が離せなくなってしまいました。
先に述べたブログが終了した後，有料のメールマガジンを発行し始めました。
自分の興味と応援の意味合いで購読してますｗ
かなり突っ込んだ業界裏話も聞けます。
人間「ここだけの話」に弱いもので，今後のビジネスに非常に大きなヒントを得ることができました。
見方によっては破れかぶれと言えなくもないぶっちゃけた話，毎回楽しみにしています。
東京で講演会が！
有料のメールマガジンと並行して，講演活動も始めます。
最初はなんと高知！
うらやましいなあと思っていたところ，東京での講演を7月29日に大井町きゅりあんでやるというではないですか！
絶対この人は，有料講演でいうネタを持っている，絶対に今後こうしたものがDVD化などするわけがないｗということで，これを逃すともう聞くことができないという思いでNTP（ノータイムポチリ）していました。
いやあ，聞いてよかった。
講演の内容
今後の信念として，あまり大きな会場ではなく，こぢんまりとしたところで，日本全国回っていきたいとのことでした。
東京講演も，大井町きゅりあんの小ホールで開催されました。だいたい見た目250席くらいのうち9割ほどが埋まってました。チケットは完売とのことでしたので，あえてこれくらいに押さえたのでしょうね。
19時開演で，約1時間30分，どんどん引き込まれる内容でした。
やっぱり「ぶっちゃけるぞ」っていう話は飽きさせませんねｗ
期待に違いませんでした。
ぶっちゃけ話の内容はココではもちろん明かせません。氏はくりかえし「著作権」と言っていましたので，訴えられたらかないませんからねｗ
（でも，講演内容を録音したものであれば確かに著作権だとおもうんだけど，見聞きした「内容」そのものはちょっとちがうよなあ，という野暮なツッコミはなしでｗ）
講演の大きなテーマとしては，メディアリテラシーについてです。
マスメディアの報道をそのまま鵜呑みにしてはいけない，また，「3.11」を境に世間もこのようなマスメディアの報道を鵜呑みにしなくなったという観点でいろいろぶっちゃけていただきました。
日本人は，一般的に権威に弱いところがあります。
新聞に書いてあったから。
テレビで言ってたから。
○○大学の△△教授が推薦しているから。
タレントのあの人が勧めてた商品だから。
「だから何？」と自分で考えないといけないのです。
よく考えずに，これらの権威を鵜呑みにすることは，自分の財産や健康，ライフスタイル，思想信条，そういった大事なものの制裁与奪を他人に委ねることになってしまうんです。
また，マスメディアに対抗するメディアとして，ネットメディアが急伸してきました。
ネットメディアは本来玉石混淆ですから，みなさんは一旦自分の頭で考えて判断するということをやっている？とおもったら間違いです。
ネット世論，みんなが「こっち！」ってながれていることの裏があるかもしれませんよ？
と，これ以上書くといろいろキーボードが滑りそうなのでこのくらいに。
費用以上の気付きを得ることができました。
ミーハー趣味以外にもねｗ
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