面白そうなドラマ(悪い意味で)が始まるみたいです。

深田恭子初の弁護士役で主演!バディは寺島しのぶ | ニュースウォーカー

岩崎麗(深田恭子)は弁護士になって初の裁判で自分のミスから依頼人を傷つけ、そのことで自分も傷つき、弁護士を辞めてしまう。「弁護士に向いてなかった んだ…」と思いつめた彼女は、それ以来“人を助けること”とは無縁のアルバイトをして食いつないでいる。借金も抱え、人生にも仕事にも生きがいを見つけら れず、むなしい日々。しかし彼女には自分でも気づいていない“才覚”があった。一方、弁護士業界最大手の事務所に所属し、次期幹部候補ともうわさされるエ リート弁護士・海老沢凛香(寺島しのぶ)。ドライな性格で「勝たなければ意味がない」と強引な手段で勝訴に持ち込むことも多い。ところがある案件で使った 強引な手段が明らかになり、事務所をクビに。ピンチのときに誰も助けてくれないことにがくぜんとした凛香は、弁護士会を退会し、法廷に立てなくなってしま う。弁護士としての信用を取り戻すためには、多くの勝訴案件に関わり信用を積み上げるしかない。手腕はあるのに弁護士として活動できない凛香は、ふとした ことで知り合った麗が弁護士資格を持っていることに目をつける。麗を思い通りに動かすことで、なんとか自分の弁護士資格を取り戻そうとするが…。

弁護士会を退会し、弁護士じゃなくなった人間が、弁護士資格を持っている人間を使って法律業務を行うことは違法、犯罪です。

弁護士法
(非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止)
第七十二条  弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、異議申立て、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。
(非弁護士との提携の禁止)
第二十七条  弁護士は、第七十二条乃至第七十四条の規定に違反する者から事件の周旋を受け、又はこれらの者に自己の名義を利用させてはならない。
(非弁護士との提携等の罪)
第七十七条  次の各号のいずれかに該当する者は、二年以下の懲役又は三百万円以下の罰金に処する。
一  第二十七条(第三十条の二十一において準用する場合を含む。)の規定に違反した者
三  第七十二条の規定に違反した者

はい!2人ともアウト!
「弁護士としての信用を取り戻すためには、多くの勝訴案件に関わり信用を積み上げる」つもりが、全ての信用を失ってお縄になってしまうという笑うに笑えない設定。

弁護士資格はあるが過去のトラウマから1人では法廷に立てない麗、超優秀だが資格を奪われやはり一人では法廷に立てない凛香。麗と 凛香は二人で一人前。そんな二人は、弁護士として、女性として、幸せをつかみ取ることができるのか?

うーーん、なんでしょう?弁護士として、女性として幸せをつかみ取ろうとした結果、人間としての不幸せをつかむことになってしまうジレンマ。
2人とも(元)弁護士なんだから、弁護士法は知ってるはずなんですよね。
ほら、カバチタレのとき、弁護士会が、弁護士法違反だ!って騒いでたじゃないですか。弁護士なら知ってるはずなんですよね。あのときよりひどいですよ、コレ。

もちろん、ドラマなので、多少の誇張や荒唐無稽な設定は許されると思うんですよ。単に違法だとか犯罪だとかいうだけであれば、ヤクザものや任侠もの、窃盗団の話なんかもあるくらいなので、目くじら立てることはないんですが、今回の設定はあまりにも荒唐無稽。シナリオ自体が破綻してます。

TBSはどうやって数字を取っていくんだろう。私は絶対見ないと思うけど興味はあります。
他の弁護士も言ってますが、法律監修どこがやってるんだろう?

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