今日はこのニュースです。
出会い系サイトを宣伝する迷惑メールを不特定多数の人に送りつけ、国から止めるよう是正命令を受けたにもかかわらず送り続けたとして、警視庁は、サイト運営会社の社長を特定電子メール法違反の疑いで逮捕しました。迷惑メールを巡る国の是正命令に違反した容疑での摘発は全国で初めてです。
世の中には、罰則規定はあるけど摘発された例がないなんて法律は山ほどあります。
よく、相談で「こういうことしたら犯罪か?」という質問を受けますが、我々としては、犯罪は犯罪だとお答えします。
でも、犯罪全てが摘発されているわけではないので、犯罪であったとしても「事実上」野放しになっていることはよくあります。
そしてその後に続くのが、「捕まるんですか?」「そんなことをしてもばれないでしょう?」「●●っていっておけば分からないじゃないですか。」「みんなやってるじゃないですか。」という質問(というか言質取り)。
うーん、確かに捕まらないかもしれませんね。見つからないかもしれません。でも、それってただ運が良いだけなんです。
万が一捕まったときに「捕まるとは思わなかった」「ほかにもやっている人がいる」といっても全く通りません。
それどころか、万が一の万が一(億が一?)、あなたがその犯罪で摘発された第一号だったら?
その犯罪がどれだけ(法定刑として)軽いものだったとしても、「第一号」というのはニュースバリューがあるんです。
あなたの名前も住所も職業も全国デビューです。望ましくない形で。
私が危ないと思っているのは、労働法関係。
いわゆるブラック企業経営者の皆さん。
従業員のみなさんが「会社のために」がんばってくれたり、「ありがとう」を集めさせたり、ウン億円の豪邸に住みながら労基法を守っていると会社がつぶれるなんて考えて経営することは犯罪かもしれませんよ。摘発された例がなかったとしても。
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