ふと思いつきで、モバイル環境(特に契約面)を見直すことにしました。
ドコモがちょうど解約手数料(約9,000円)がかからない月だったもので。

現状の整理

私の現状のモバイル環境は次の通りです。

1台目 iPhone5s 64GB ソフトバンク

契約後9か月目。現在支払額 月額約3,300円(端末残債なし)
ただし、のりかえ割り(ホワイトプラン924円)、Wi-Fiスポット(467円)、テザリングオプション(500円)、月月割(2,607円)が契約後2年間適用中

2台目 Galaxy Note2docomo

現在支払額 月額約4,000円(端末残債なし)
Xiパケ・ホーダイ・ダブル(いわゆる2段階定額)を契約し、iPhoneからのテザリング及びWi-Fi(ドコモWi-Fiも300円で契約)でほぼデータ通信なし 電話及びおサイフケータイ用途

今後通話定額プランが主流になるはず

私は、スマホを使って通話をすることはほとんどありません(携帯「電話」が大嫌いです。)。
したがって、スマホはほぼ通信用途なのですが、どうやら各社不穏な動きが始まったようです。

通話定額を強制する携帯各社の新料金プラン、実はバカ高くありませんか? | BUZZAP!(バザップ!)

iPhone6が始まったタイミングあたりで、たしかauは通話定額プランを強制されていると思います。他社は現在のところ、一応選択制のようですが、今後割引プランやMNPの特典を受けるためには、この通話定額プランを強制される流れはおそらく間違いないと思います。

昨今のMNP合戦で既存の契約者をないがしろにする各社の姿勢には正直辟易していましたし、不健全だと思ってました。

MVNOとiPhone6SIMフリーの登場

そこで検討するのが、MVNO事業者(いわゆる格安SIM)です。
これまでは、月々の通信量が1GB前後のライトユーザー(かならずしも初心者というわけではありません。Wi-Fiその他の利用でで通信量を調整できるという意味です)が対象だったのですが、IIJmioが通信量を倍増(以上)させるという発表を行いました

ここのファミリーシェアプランというのは、3つまでのSIMで7GB(もともと3GB)まで使えるというものです。
普段、私は1か月当たり平均5GB強使用していますので、増量後の容量はまさに渡りに船です。

これで、1契約をもって3台持ちまでまかなえることになります。しかも枚数を増やすことのコストはほとんど変わりません(SMS対応は140円、通話対応が700円それぞれ増額になるだけ)。

さらに追い討ちをかけたのが、iPhone6からSIMフリー版がSIMロック版と同時発表になったことです。あえてキャリアに縛られずともiPhoneを使うことができることになりました。

向こう2年間のコスト比較(概算。あくまで私の場合)

このままiPhone5sを持ち続けた場合、iPhoneをソフトバンクで機種変更した場合、MNPした場合(仮にauとします。)、iPhone6SIMフリーを購入してIIJmioに乗り換えた場合の向こう2年間のコスト比較をしてみました。
消費税率の変更、旧端末を売却したときの売却代金やMNPの場合のキャッシュバックについてはカウントしていません。

docomo(Android) ソフトバンク(iPhone5s)
現状ゲンジョウ(概算ガイサン 〈現在9か月目ゲツメ
月々支払額ツキヅキシハライガク 4,000 3,300
(2年経過後以降ネンケイカゴイコウ 7,808 合計ゴウケイ
今後コンゴ2年ネンガクカン支払額シハライガク 96,000 119,772 215,772
docomo(Android) ソフトバンク(iPhone6)
機種変更キシュヘンコウ
端末タンマツ(64GB) 83,280
月々ツキヅキ支払額シハライガク 4,000 8,640
月月割ツキヅキワリ -2,325  合計
合計ゴウケイ(今後コンゴ2年間2ネンカン 96,000 234,840 330,840
docomo(Android) ソフトバンク(iPhone6)
MNP(auに)
MNP手数料テスウリョウ(往復オウフク 5,400
解約違約金カイヤクイヤクキン 9,500
端末タンマツ(64GB) 85,320
月々支払額ツキヅキシハライガク 4,000 8,640
毎月割マイツキワリ -3,015  合計
合計ゴウケイ(年額ネンガク 96,000 235,220 331,220
docomo(Android) iPhone6simフリー
IIJmioに変更
MNP手数料テスウリョウ(往復(オウフク 5,400 2,160
解約手数料カイヤクテスウリョウ 9,500
端末タンマツ(64GB) 86,184
月々支払額ツキヅキシハライガク 3,823 0  合計
合計ゴウケイ(年額ネンガク 97,157 97,844 195,001

あくまで概算ですので、カウント漏れなどがある可能性も否定できませんが、現状をそのまま使い続けるより、IIJmioに乗り換えた方が約2万円もコストが安くなることが分かりました。
浮いたiPhone5sは売却予定ですので、その差は広がります。

なお、機種変更、MNP後のデータプランは5GBを前提にしています。容量オーバー時に通信量追加をするとさらにコストは増えます。

実際数字で見ると、「実質ゼロ円」がいかに子供だましか、また多少キャッシュバックや端末代金の割引があったとしてもキャリアが儲かる仕組みになっているかがよく分かりますね。

IIJmioへののりかえについて疑問点や注意点など

ということで、一も二もなくIIJmioに乗り換えました。BICSIMで契約しましたので、Wi-Fiサービス(Wi300)が無料で付いてきました。
また、通常契約は郵送でのやりとりで何日かかかるのですが、一部のビックカメラ店舗では即日手続が完了します。

IIJmio BICSIM

BICSIM IIJmio

MNPができます(=電話番号引き継げます)。ただし1台のみ。

MVNOですが、従来の携帯電話番号をMNPで引き継ぐことができます。
ただし、当初ファミリープランでそのうち2台をMNPでと思っていたのですが、MNPをできるのは1台のみとのことです。
私は、12年以上継続して契約していたドコモを見限りMNPでIIJmioに移しました。ソフトバンクは解約します。

ドコモの端末なら原則そのままSIMを差し替えれば使えます。

私が使用していたのは、ドコモのAndroid端末でしたが、SIMロック機であってもそのままSIMを差し替えれば使えます。
ドコモのサービスでSIMロック解除を3,000円程度で行っていますが、必要ありません。

ソフトバンクの端末の場合、SIMロック解除の手続きが必要です。

auの場合は、通信方式が違うのでそもそも使えません。

お勧めとしては、ドコモ製のスマホを中古で入手するのがいいと思います。

おサイフケータイも使えます。ただしiD以外。

いちばん気になっていたのはココですが、ドコモの契約と不可分になっているiD以外は問題なく使えます。
ただし、念のためSIMを差し替える前に機種変更の手続きは取りましょう(もっともモバイルSuica以外は単に差し替えるだけでも大丈夫だったのかも知れません。)。

通話料無料のオプションはありません。

もっとも注意しなければならないのはココです。
キャリアの場合、同じ通信事業者同士だったり家族同士だったりすると、無料通話オプションがついていることがありますが、IIJにはそうしたものはありません。
いつ話しても20円/30秒の通話料がかかります。

通話メインの方にはかえって割高になることがありますので、ご注意ください。

電話については楽天でんわや050、LINE電話などを利用して工夫した方がいいと思います。

通信エリアはドコモと同じです。

格安の場合、通信エリアがしょぼいのではないかと思われる方がいらっしゃるかも知れませんが、ドコモの回線を借りていますので、当然通信エリアもドコモと同じです。

LINEを使うにはSMS契約が必要(音声通話までは不要)

LINEを使うには、SMSによる認証が必要です。必ずしも音声通話までは必要ありません。
ところで、音声通話契約がない状態でLINEでんわをすると、SMSに付与されている携帯電話番号が表示されるようですが、それに対して電話で返信しても当然通話できません。
ほかにもSMS用のSIMにしておいた方が無難なことはいろいろあるようです。

一見安売りに見える携帯電話販売は長いスパン(といっても2年くらい)でコスト計算をしてみることをお勧めします。

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