川崎(じもと)の弁護士 伊藤諭 です。
気がつけば第4四半期が始まり,そろそろ来年の話をしても鬼が笑わない時期になりました。
文具店や書店では来年の手帳も並び始めています。
それと同時にここ数年ブームになっているのが,各誌の「手帳術」に関する特集です。毎年鉄板企画なんでしょうね。
私の手帳術
私は,弁護士になってから一度も紙の手帳を使ったことがありません。
母艦としてのスケジュール管理は
Outlook→サイボウズ→Googleカレンダー
という系譜になっています。
一足飛びに乗り換えたわけではなく,それぞれ併用しながら,最終的にGoogleカレンダーに落ち着いたというところです。
サイボウズは事務所内でのグループウェアとして使用していました。
しかしながら,サイボウズを直接閲覧できるサードパーティアプリというのがほとんどなく,サイボウズとGoogleカレンダーを同期するというアプリケーションを使用していました。ここにどうしてもリスクが介在します。
現在は,
GoogleAppsを使用して,同一ドメイン内でスケジュールの共有などをしています。
スケジュール以外の手帳術
タスク管理はToodledo,メモはすべてを記憶する | Evernoteを使用しています。
仕事上のメモ(特に電話メモ)などは,自分宛にメールを送ります。このとき必ず件名に「電話メモ」という言葉を入れます。これはサイボウズの電話メモをメールに転送していたときの名残です。
Gmailの設定で,件名に「電話メモ」という記載のあるメールについてはフィルタで,「電話メモ」というタグを付けるのと同時に,Evernoteに転送するように設定しています。
これで,過去のメモはGmailでもEvernoteでも検索をかければ出てくるようになりました。
どうしても紙に記載するメモ(マインドマップなど)はSHOTNOTEを使っています。
SHOTNOTEシリーズは,ルーズリーフや付せんタイプなどいろいろなバリエーションがあります。
紙手帳の挫折
実は何度か,紙の手帳との併用を図ったのですが,うまくいきませんでした。
私が紙よりもデジタルが優れていると思う点は,
1 複数デバイスでの同期が容易
2 ダブルブッキングの心配が少ない
3 他者との共有が容易
4 書いた字が読める
5 記入スペースに拘束されない(表示上はともかく,文字数に制限がほとんどない)
6 転記が容易(考えついたメモを書面にするとき,コピペして加工すれば完成)
7 検索が容易(EvernoteやGoogleは特に秀逸)
8 紛失のおそれが少ない
などなど。
他方,デメリットとしては,
1 流出の危険
2 上書きのおそれ
3 記入の自由度が小さい
といったところでしょうか。
要するに,紙に記帳しようとがんばっても,「デジタルのほうが便利じゃん」と思いが邪魔をするのです。
手帳術特集は参考になる
では,手帳術特集は私にとって意味がないかというとそうではありません。
手帳術はすなわち仕事術そのものだと思います。
いろいろな人の手帳を見ることはその人の頭の中をのぞくような感じで,非常に興味深いです。
あ,ちなみに上に挙げた日経ウーマンはさすがに読んでませんw