川崎の弁護士伊藤諭です。
去年あれだけ辛い思いをしたのに、なぜかまたドMな大会をポチってました。
第22回奥武蔵ウルトラマラソン – RUNNET ランネット・大会 …
昨年まで7月という真夏に開催されていた恐ろしい大会。 高低差800メートルの山の中を78キロも走るという、常人では考えられないマラソンです。
(大会パンフより)
去年あれにそそのかされてなければ絶対エントリーしなかっただろうなと思うんですが、あれよりもこっちの方が面白そうということで、今回はこれにしました。
検索すると、どうも楽しそうな画像ばっかり出てくるのですが、肝心の大会の情報は極めて乏しい。私も楽しそうな画像ばっかりに目が行って、ろくに情報を調べず当日を迎えてしまいました。
池袋駅始発に間に合えば前泊は必要なし
スタート&ゴールは毛呂山総合公園。スタート時間は7:00です。 東武線武州長瀬駅と八高線毛呂駅からシャトルバスが出ています。
池袋駅の始発5:03に乗れば、現地に間に合います。 前泊が必要だと思って宿を探していたのですが、もともと少ないせいか見つからず諦めました。
遠方の方でも池袋で夜を明かす方が選択肢が広がるかも知れません。
まさかのディレイスタート
ただ、シャトルバスに乗って現地に着いたのが6:40ころ。
ところが、そこから、生理現象が。 とてもじゃないけど長丁場を我慢できる雰囲気ではなかったので、トイレにいくも、既に長蛇の列。通称大○行列。
刻一刻とスタート時間が迫る中、私の後ろに並んでいた人は諦めてスタート地点に向かってしまいました。
無情にも7:00を大○行列で並びながら迎えてしまったので、どんなセレモニーがあったのかは全くうかがい知ることはできませんでした。
そんなこんなで、用を済ませ、スタート地点に着いたのが7:10。
すでにランナーはだーれもいません。 当然です。10分あればみなさん2キロ弱は先に行ってます。
募集そのものが1,600名で、かなりの数DNS(そもそも参加しない)のはずなので、スタート時の最後尾でも誤差は1分ないはずです。
TBS大感謝祭の赤坂マラソンにおけるエリック・ワイナイナよろしく、一人でスタートラインを10分遅れで切りました。
会場の外はいきなり丁字路。 これどっちに行くんだよ!と振り返ると、スタッフが左の方を指してたので、そちらにおもむろに向かいます。
向こう数百メートルだーれもいない。写真撮ればよかった。 これほんとに大会があるのかどうかも怪しくなったけど、とりあえず最後尾に追いつこうと、ウルトラマラソンなのにキロ5分を切るペースで走り出してしまいました。 思えば、昨年の柴又100Kは制限時間の13分前にゴールしたことを思い出しました。これ、急がないと最初の関門が危ないぞ、とおもったわけです。 やばい、息が切れそう。ウルトラなのに。
2キロ手前くらいでようやく何人か捕まえました。 いちばん後の人は「STAFF最後尾」っていうビブスを着てました。おい!最後尾はこっちだって。
そこから推定数百人をごぼう抜きして、それなりに人口密集地まで来ました。
コースは、前半小さな(といっても高低差200メートル)峠を2つ越えて、その後高低差800メートルの山登り、50キロで折り返してそのまま上ってきた道を下りてゴールという設定。
前半戦(というか序盤戦)は、小さな峠をグルッと回るのですが、知らないうちに見たことある光景に戻ってくるので、デジャブのような不思議な感覚にとらわれます。 ここで足を使いすぎると後半使い物にならなくなります。
そして本格的な山登り。これもいつの間にか始まっています。 ひたすら登るので、正直言って走ってても歩いてても速度はそんなに変わりません。歩く速度が「遅くなりすぎないように」登るのがビギナーにとってのコツかな。 私は、登りのは徹底的に歩いてました。
エイドは約3キロおきにあります。 ほぼ全てのエイドに豊富な給食があり、どれも魅力的です。 ドリンクになぜか乳製品(コーヒー牛乳、イチゴミルク、がぶのみメロンなどなど)が充実してて、売れるのかな?と疑問に思いました。私も1つとってみたところ、思いのほか行けました。 あと、コーラがあんなにうまいものだというのは初めて知りました。 私は全てのエイドで立ち止まり、堪能しましたので、なぜかお腹いっぱいのままゴールするという状況になりました。
あと、直前に読んだこのブログで、給水のしすぎに注意することに。たしかに、ウルトラの距離は、エイドの絶対数も多くなるし、胃が空になる前に飲むことになるので、これまでも、喉は渇いているんだけどお腹はタプタプという状態に苦労したことがあります。
折り返し(といっても50キロ地点)に名物エイドがあります。 どんな雰囲気だったかは他をご参照ください(言っておくけど、極めて健全ですからね。) ここで食べたかき氷がとっても美味しかったのは忘れられません。 ブルーハワイにしたことの後悔を除けばね。
さて、折り返したあとは、登ってきたところをそのまま下りるだけ。 50キロ地点で経過時間が5時間50分台だったので、のこり28キロを3時間で駆け下りれば9時間ギリギリ切れるという計算をしてました。
最初のうちは、下り坂の勢いに任せて快調なペースで行けたのですが… ダメですね。20キロ以上も下り続けるという経験は初めてだったので、膝に来そうというのと、股関節に断続的にダメージを受け続けるということで、早々に足がなくなってしまいました。 周りのみんなは本当にスイスイと駆け抜けていくのをみて、くやしいやら情けないやら。 終わってみると、登りも下りもペースがあんまり変わってない。 大きな課題だな。どうやって鍛えるのかな。
なんだかんだで、2年連続ウルトラ出走は一応無事完走という結果になりました。
グロスで9時間43分37秒(ネットは約10分マイナス)
上出来じゃないかな。 もうしばらくいいかな。
帰りの電車でたまたま隣になった方から「あなたはウルトラの人?トレイルの人?」と変態前提の質問をされました。 そうか、そういう大会なんだね。 周りの人が変態に見えなくなったら、それは自分が変態になったということなんだね。
(今回のペース&高低。後半もっと上げたかったなあ。)
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