法律相談では弁護士に何を聞けばいいの？
法律相談って、何を聞けばいいか迷いますよね。これって法律問題かな、弁護士に相談してもいいのかな、なんて思うものもあるかもしれません。
結論を言えば、どんな問題でもかまいません。結果として法律相談でなかったとしてもかまいません（法律相談以外は、短い人生経験をもとにしたアドバイスしかできませんが。笑）。また、他士業（税理士、司法書士、社会保険労務士など）の相談分野のご相談分野であったとしても、「○○士の先生にご相談ください。」といったご相談内容にあった専門士業を振り分けるアドバイスをすることは可能です。
ただ、ご相談いただく場合は、すべて正直にありのままにお話しください。事実と違うことや必要な事実をお話いただけない場合、アドバイスの内容が全く変わってしまうことがあります。私たちが得られる情報は、ご相談者から提供いただいた事実関係のみです。ここが違ってしまうと、結論まで異なってきます。場合によっては、致命的な大損失につながることもあります（詳しくは避けますが、過去担当していた事件の関係者で、自分がお願いしている弁護士に伝えなければいけないことを最後まで黙っていたために、すべてが台無しになりそうな方がいらっしゃいました。）。
法律相談はいつ、どんなタイミングですればいいの？
なんかわからないけど、なんかもめそうだけど、でもまだそんな大ごとじゃないからなあ。どんなトラブルでも最初の芽は小さいものです。早く相談すれば早く安く解決できる可能性が高まります（結果としてどうにもならないこともありますが…）。
ご相談者のなかには、相談したのに弁護士の売り上げにつながらなかったということまでご心配いただく心優しい方々がいらっしゃいます。でも大丈夫。皆さんが思うより私たち弁護士はそこは気にしていません。きれいごとでなく、本当に早く安くご相談者の心配事が解消できることがなによりだとおもっています。ということで、本当に思い立ったときにご相談ください。
法律相談するためにどうやって予約するの？
法律相談するためにどうやって予約するの？
思い立ったときに、お電話（044－230－1725 受付時間平日9:00～18:00）か相談受付専用フォーム（24時間受付）でご連絡ください。
ところで、「え、名前を書くの？匿名で相談できないの？」というお問い合わせをいただくことがあります。でも、お名前を確認するのは理由があるのです。
私たちは、相談された方の利益のためにアドバイスをするのが仕事です（もちろん、ご意向に添えないお答えをする場合もありますが、それもご相談者のためなのです。）。当然、トラブルの相手方から相談を受けた場合、その相手方のためにアドバイスをすることになります。しかし、トラブルの両当事者に対して、同じ弁護士がアドバイスをしてしまえば、結果としてどちらかの不利益なことになってしまったり、またそうしたことが今後あるかと思うとご相談者に信頼していただけなくなってしまいます。
そこでそうした信頼を守るため、法律上、弁護士は、利益が対立する当事者に対してアドバイスをしたり、代理人になったりすることができないことになっているのです。お名前をいただかないと、トラブルの相手方から既に相談を受けていたり、今後受けたりする場合でも、その方たちが対立している人同士という判断ができなくなってしまいます。つまりは、ご相談者のためなのです。
なお、当然ですが、誰からどのような相談を受けたかというお話はトップシークレットですので、外に漏れることはありません。安心してご相談ください。
法律相談当日の注意点は？
服装などを気にされる方がいらっしゃいますが、どのような格好でも全く問題ありません。お子様をお連れいただくこともかまいません。また、菓子折などのお心遣いも一切不要です。私たちは、みなさまからお聞きした事情をもとに、誠実に、公正にアドバイスするのが仕事ですので、こうした見た目やお心遣いで何か変わるということもございません。どうか、肩の力を抜いて気楽にご相談ください。
なお、お約束の時間よりあまり早くお越しになると、前のご相談者の相談が続いていることがございます。その場合、改めてお越しいただくことになってしまいますのでご注意ください。お約束の時間から5分程度前にお越しいただくのがベストです。
法律相談には、何を持っていけばいい？
ご本人の確認ができる資料（本人確認資料）、ご印鑑（シャチハタ以外であれば結構です。）をお持ちください。これらは結果として使わないこともございますが、ご相談の結果、私たちにそのトラブルの解決のためご依頼いただく場合に必要になるものですので、ご理解ください。
また、相手方からの通知や証拠類、写真、録音など、参考になりそうな資料はすべて一切合切お持ちください。「こんなものは関係ないだろう」とお考えになる資料が、私たちにとって宝の山だということはよくあります。
さらに、これまでの経緯をまとめたメモをご用意いただくと、話がスムーズになります。できれば時系列に従って、客観的な出来事だけを書いていただくと（ご本人の感想などは別に記載する）、非常にわかりやすくなります。
なお、証拠類に書き込みをすることはやめてください。今後訴訟に発展したときは、何も書き込んでいない、きれいな文書が必要になります。コメントなどを付け加えたい場合は、付箋を使ったり、コピーを用意してそこに書き込むなどの工夫をしていただけると助かります。
でも法律相談ってお高いんでしょう？相談時間は足りるのかしら？
法律相談料は、30分あたり5,000円＋消費税です。ただし、川崎市内に住所やお勤めの方などについては初回に限り相談料を無料としております。
30分は短いじゃないか、すぐ延長料金をぼったくられるのではないか、といった疑問（警戒）があるかも知れませんが、30分という時間はあくまで目安として運用しています。相談時間が超過したとしても、トータルで1時間に満たないような場合には、追加料金をいただくことはしていないのが実態です。
私たちは、限られた時間ではありますが可能な限りご満足いただいてお帰りいただきたいと思ってご相談に応じています。ストップウォッチをもっていたりとか、時間が来たらアラームが鳴るといったことはありませんので、気軽にお話しください。
法律相談で他の弁護士に聞いたことを確認してもいいの？
他の弁護士からもらったアドバイスが正しいかどうか、自分のお願いしている弁護士がしていることが正しいかどうかについてご相談いただくこと（セカンドオピニオン）も可能です。多くの場合、他の弁護士の意見は、（当然ですが）法律上間違いではないケースが大半です。
ただ、違った弁護士から同様のアドバイスがもらえるのであれば、より安心につながるという側面もあるでしょう。今お願いしている弁護士と円満に関係を構築できることがご相談者の利益につながることが多いと思います。そうしたお手伝いをすることは、まったくやぶさかではありません。
一点、ご注意いただかなければならないことがあります。すでに他の弁護士に依頼している事件について、私たちに受けてほしいというご依頼を受ける場合がありますが、これは原則としてできません。他の弁護士の担当している事件に介入することは原則としてできないルールになっているからです。
弁護士に依頼しなくてもいいの？
弁護士に相談したら、その弁護士にトラブル解決を依頼しなければいけないという不安を持っていらっしゃる方もいるかもしれません。弁護士に解決の依頼をすることは、それなりに長期間、ご自身にとって非常に重要な問題の解決を弁護士にゆだねるということです。
当然、そこには信頼関係の存在が不可欠になります。とても大事なことですので、可能な限り複数の弁護士に相談の上、信頼できる弁護士に依頼するようにしてください。弁護士も、結果としてご依頼いただかなかった相談者に対して、決して悪い感情を持つことはありません。お気遣いも全く必要ありません。
法律相談の後は？
一度ご相談いただいた内容でも、有料にはなりますが、改めてご相談いただくことは全く問題ありません。また、トラブル解決をご依頼いただいた後の打ち合わせは、ご相談料を重ねていただくことはいたしません。早くお悩みを解決できることを願っています。
こうして、ウサギくんの悩みはイトウ先生によってひとつ解決された。ウサギくんの更なる悩みはつづくのであった…
